“私はナレッジワーカーが働く企業に、大企業は不要だと思っています。本書の中でも語られていますが、ダンバー数と呼ばれる組織として人間の認識できる人数の限界である150名を超えるような大規模な企業は必要ないのです。大企業は、たくさんの労働者を雇います。労働者の仕事を取り替えの利く仕事だと考えているならば、たくさんの人数を抱えていることは意味があるでしょう。しかし、ナレッジワーカーに換えは利かないのです。属人性は排除するものでなく、属人性こそが大事なのです。そうであれば、たくさんの人数は不要です。
ブルーカラー、ホワイトカラーと働きかたを分ける表現があります。ナレッジワーカーは、ただの事務仕事ではありません。デスクワークをしていればナレッジワーカーという訳ではありません。ナレッジワーカーは、新しい価値を生み出し、その人でしか出来ないことを、自分の才能と人とのつながりで実現していく人のことです。マニュアル化することができないのがナレッジワーカーの仕事です。私に言わせれば、プログラマは立派なナレッジワーカーです。プログラマのことを、ナレッジワーカーとして扱えない企業はなくなってもらいたい。
”